戸籍謄本から自らの出生を知る

いえ、嘘です。まだよくわかっていません。
昔の戸籍謄本は手書きのままデータ化されていますが、私の漢字力では全部を読みこなすことができません。
なので、堪能の方を探して父・祖父の戸籍謄本を読みこなしていきたいと思います。

と、こう切り出したのは、父の出生から現在まですべての戸籍謄本を役所から発行してもらい、読む機会を得たからです。

90歳になった父は、自分が死んだ際の財産分与について、遺言状の形で示しておいた方がよいかなと思い立ち、しかるべき準備を始めましたが、それにはすべての戸籍謄本が必要とのことで、私が代理で役所を回りました。

そもそも、人には戸籍謄本が1通だけでなくいっぱいあることを初めて知りました。

生まれてから親の庇護下にある時代で一つあり、親から独立すると新しく戸籍が始まります。
結婚して戸籍に入るとそこでまた一つ、養子に行くとまた一つ・・という具合です。

父は若いころに一度、母方の家を継ぐために養子に出されましたが、上の兄が二人亡くなったため、また「岡嶋」に戻された経緯があります。
なので、今回発行してもらった父の全戸籍謄本はちょっとした冊子と言えるくらい厚みのあるものになりました。

それによると、父の父の父(私のひいおじいちゃん)は羽咋出身なのか、羽咋出身の人と結婚したのか、どっちかのようなことが書いてあります。どちらなのかで行って帰ってくるほど違いますから、いずれちゃんと知りたいとは思いますが、とにかく、羽咋に自分のルーツがあるとは全く知らなかったです。

私は自分の出自のことは何も知らないに等しい。
これはかなり恥ずかしいことです。

戸籍謄本だけでどれだけのことがわかるかは疑問ですが、ちょっとは考える良い機会になりそうです。