今や唯一の業界専門新聞の「農経新聞」の宮沢信一社長が来社されました。
目的はうちの会社の農業参入の取材です。
圃場も見られるだろうと思って車の段取りを考えていたんですが、先立って小一時間ほど説明したら
「だいたいわかりました。頭の中で記事の方向性もできました。今日は天気も悪いし、今、畑はめぼしいものが植わってないですから、もう見に行かなくていいです」とおっしゃって、取材は終わってしまいました。
その後、ホテルにお送りして、夕食をご一緒するため2時間後に再びお迎えに行きました。
すると、その間でもう記事を書き上げたというのです。
プロの物書きというのはこんなにすごいのですね。
「いやいや、記事というのは書き方があるんです。まず、その記事で書くべき“核”の部分をババッと書いてしまう。その後から補足的な肉付けをする。ですから常に、この記事は何の記事なのか、を意識することが大事です」
青果卸売業界について、この人ほどあれこれ知っている方はいらっしゃいません。
それでいて趣味は福井のクラブでDJをこなすことというから面白い方です。
この日は私が10年近く手がけてきた会社カレンダーについて大いに褒めてくださいました。
そのお礼に夜は伸乃介親子のお店にお連れしました。
楽しいひと時でした。