止め市はきのうでしたが、会社は今日までです。
現場と事務所をそうじし、市場関係者内であいさつするだけでおしまいです。
私は長年、神棚、事務所、社長室の3か所に飾る「鏡餅」を作る役目についています。
写真の通り、金沢の鏡餅は全国的に珍しい「紅白」です。
その理由は諸説あるようですが、加賀藩前田家にゆかりがあるようです。
お餅の他に橙(だいだい)、裏白(うらじろ)、ゆずり葉、藻(も)、串柿をセットして完成ですが、その飾り方にも地域や家庭によっていろいろ流儀があるようです。
私は20年前、入社したばかりの年に、会社の大先輩から習ったやり方を守り続けています。
一番の問題は裏白の扱いです。
うちは裏返し。つまり白い方を上に向けます。
裏を表にするのでいかにも間違えてるっぽいですね。
でも、下記にあるとおり鏡餅における裏白の意味合いを考えると、裏返し正解説に信憑性が出てきます。
また、数日経つと裏白は乾いて反り返ってきます。
裏返しであれば葉っぱが上向きに反ってくるので、下に反るよるこの方が縁起が良さそうです(これはあくまで個人的な考えです)。
お正月飾りには意味があります。
しっかり理解した上で古き良き伝統を守っていきたいものです。
以下、正月しめ飾りや鏡餅に込められている意味合いです。
会社のホームページからの転用です。
鏡餅
かぐや姫でもおなじみの「三種の神器」。古来より「ヤサカニノマガ玉」「アメノムラクモノ剣」「ヤタノ鏡」の三種の宝物が皇位のしるしである「三種の神器」とされます。この三種の神器のいわれにあやかり、一般家庭では三種の特別な縁起物として「玉(ダイダイ)」「剣(串柿)」「鏡(餅)」を特にめでたいお正月に飾るようになったそうです。
だいだい(橙)
成熟しても落下しにくい実であり、三代にわたり果実がつくことからこの名があり、縁起物として、正月の飾りに使われています。家が代々繁盛していくようにとの願いが込められています。
うらじろ(裏白)
裏表のない、心清らかな人を願うことを表しています。
ゆずり葉
若葉が成長して、古い葉が落ちることから、親が成長した子に後を譲る姿に例えられ、長寿と代々の引継ぎへの願いが込められています。また家庭が平和で互いに譲り合う仲の良さという意味もあります。
藻(ほんだわら)
海には海藻が繁殖し、海の幸がたくさん採れるように、また藻(も)を刈る、転じて儲かるの意味が込められています。
串 柿
10刺(両端は2個、真ん中に6個)
「いつもニコニコ仲むつまじく、夫婦共に白髪の生えるまで」
5刺(両端は1個、真ん中に3個)
「みんな仲良く、いい年であるように」家族みんな仲良く、笑顔で健康に暮らせるように、との願いを込めてお正月にお祝いいたします。