2020年元日に朝日新聞などに掲載された株式会社そごう・西武の全面広告「さ、ひっくり返そう。」が話題を集めています。
大相撲の炎鵬を起用した11行で、上から読むとネガティブな内容ですが、下から読むとまったく正反対のポジティブな意味に。
スペシャルムービーもとても感動的です。
仕掛けの勝利ですが、「発想の転換」、「価値観の逆転」、「パラダイムシフト」をプチ体験したような感覚を楽しめます。
何かにつけて人に紹介できますから、記録させていただきます。
そごう・西武
「わたしは、私。」
大逆転は、起こりうる。
わたしは、その言葉を信じない。
どうせ奇跡なんて起こらない。
それでも人々は無責任に言うだろう。
小さな者でも大きな相手に立ち向かえ。
誰とも違う発想や工夫を駆使して闘え。
今こそ自分を貫くときだ。
しかし、そんな考え方は馬鹿げている。
勝ち目のない勝負はあきらめるのが賢明だ。
わたしはただ、為す術もなく押し込まれる。
土俵際、もはや絶体絶命。
ここまで読んでくださったあなたへ。
文章を下から上へ、一行ずつ読んでみてください。
逆転劇が始まります。
さ、ひっくり返そう。
そごう・西武は毎年「わたしは、私。」という企業広告を出していて、これはその2020年版になります。
安藤サクラを起用した昨年2019年版は、顔面へのパイ投げが不快と大炎上した、毎年お騒がせなCMです。
今年はまさに逆転劇で、世間からは大喝采を受けているようです。