父が街に昼飯を食べに行くと言って出かけようとした時、
母が「いってらっしゃい」と声を掛けた。
濁りのない、大きな声で、たしか2回も。
なんの変哲もない日常の会話?
いや、わたしの胸にこみ上げてくるものがあった。
ブログに書く気になったくせに、うまく説明できない。
とにかく私には感動的な一言だったのだ。
もしかしたらいずれ書ける時が来るかも。
でも今はうまく説明できない。
どうしてそんな風に、どうしてそんな言葉を掛けられるの。
わたしは母を尊敬した。
「尊敬」という思いを母に対して持ったのは初めてかもしれない。
自分もそんな人間になりたいと思った。