山岸製作所のオフィス改革セミナー
山岸製作所のオフィス改革セミナー「~ LSCENA(リシェーナ)オープン、あれから2年~」に行ってきました。
日時:2020年2月14日(金)15時~
会場:ポルテ金沢7階会議室
山岸製作所は家具・インテリアの販売を通して働き方提案をコーディネートする会社です。
代表取締役社長の山岸晋作さんは私より10歳年下で金大附属高校の後輩にあたりますが、私よりもはるかに起伏ある人生を歩んできており、そのほとばしる情熱と卓越した社交力を私は尊敬しています。
今や山岸製作所は家具を売る会社からビジネスオフィスのコーディネート会社に進化した印象を受けます。
2年前に自社のオフィスを大改造しLSCENA(リシェーナ…イタリア語で「舞台」のこと)と名付け、デスクのフリーアドレス化、90%以上のペーパーレス化を実現しました。
その時もオフィスの公開とセミナーを開催され、わたしは大いに刺激を受けたのを覚えています。
あれから2年。
オフィス改革はどう進んだかを解説し、空間デザインやオフィスレイアウトが働き方に与える影響を紹介されました。
以下、セミナーの要約です。
この2年で46%の紙が減少、残業が8%減少、採用応募数0人⇒15人、粗利2%増。
効率化を目指した結果、チームワークが良くなった。個人商店がチームになった。
チーム作業が増えて個人作業が減った。
◎オフィスは経営理念を表現する
◎オフィスが変われば働き方が変わる
1・モバイルPCと無線プロジェクターの効果は抜群
2・ホワイトボード
3・ガラス張りで見える化
4・執務エリアに近いこと の4つが新オフィスに効果的である。
いつでもどこでもオフィスと同じように仕事ができる。
フリーアドレスにすれば
1・スペースができる
2・コミュニケーションが高まる
3・いつでもどこでものオフィスの第一歩となる
フリーアドレスを成功させるには、旗振り役の存在が大きい。
・形を決めないオフィスは面白い
・グリーン(植物)を入れると社員の生産性が高まる。
・ABW(Activity Based Working)
特に印象に残ったのが◎の二点です。
◎オフィスは経営理念を表現する
わが社のオフィスの汚さを思い出すに、ああ、経営理念はないも同然だと背筋が寒くなりました。
◎オフィスが変われば働き方が変わる
働き方が変わっていくのに応じてオフィスを変える、の逆転の発想です。
うちの会社は意識が変わらんと悩むより、こういうことで一発大転換が可能かもしれません。
うちの会社はフリーアドレスが可能だと思っています。
なぜならばうちはもの凄い個人商店体質だからです。
個人商店の集まりならば、部も一つでいいんじゃん!
なんて考えもセミナーを聞いているうちに浮かんできました。
フリーアドレス化はペーパーレスとセットです。
インテリア会社と青果卸売会社。
まったく違う業界ですが、ここでは結びついてもいいんじゃないかと真剣に考えています。