2月27日から金沢市中央卸売市場の青果卸売場では、卸売会社の社員全員がマスク着用で仕事をすることになりました。
仲卸業者でも大多数の人達がマスクをしています。
卸売市場の名物・せり販売はせり人が威勢よく掛け声を出します。
本来は、せりでマスクをするなんて考えられないこと。
声は通らないししゃべりにくくてしょうがない。
マスクの中はベチャベチャになります。
せり人はいやだろうし、やりにくいでしょうね。
でも、せりこそマスクをしなきゃいけない。
せりだからこそ意味があるんです。
新型コロナウイルスは飛沫と接触感染です。
マスク内がべちゃべちゃになるからこそ、それを外部に飛沫させてはいけないということです。
問題なのは、どこをどう見渡しても、マスクは今どこにも売っていません。
今、会社にある分を使い切ったらもうありません。
見通しが立たないままの見切り発車ではあります。
でも、これが、今できる我が市場・我が市場の危機管理です。