どうも爺ちゃん婆ちゃんの評判がよろしくない

どうも爺ちゃん婆ちゃんの評判が良ろしくない

ちょっと前までは若者が非難されていた。
ウイルスに対する危機感がない、
感染しても軽度か無症状だから、街中ふらつくし、仲間同士密集する、
そうやって知らないうちに菌をばら撒いているのだ、と。

でも、最近はよく見ると、お行儀が悪いのは年配者の方だ。
爺ちゃん系で多いのは、自分は大丈夫、と何の根拠もないのに思い込んでいる人。
恥ずかしながら私の父もそのタイプだ。
今日は買い物の用がある。バスに乗って街に行く。
バスは危ない。今は自粛すべき時だからやめましょうと妻が言っても、いやいや、わしは大丈夫だからと曲げない。
マスクをちゃんとしている様子もない。

私なら「老人はしゃーねーなー」と諦めるところだが、私の妻は結構性格が強いので、そんなに言うなら、その買い物というやつを、お父さんが出かける前に済ませてきてやる、と早朝からバッと出かけてバッと買ってきてしまった。さすが妻。

婆ちゃん系で多いのは、外でおばさん同士が出あったら、マスクをはずして長々と井戸端会議を始める人。
恥ずかしながら、我が家の町内にその手が多い。
なんのためのマスクか。まったく意味ねーじゃん。

別にコロナに限った話ではないが、人間は歳をとるほどにききわけがなくなってくる。
昔の老人は歳をとるほど丸くなって、何があってもニコニコしていて、ある日日向ぼっこしていると思ったら眠るように死んでいた・・・というイメージではなかったか。
(まぁ、これは私のものすごい偏見だとは認めるが。)

ああ、でも、ぐんと若い世代からすると、私はそちら側に近い人間か。
いやいや!
私は絶対にききわけのある丸くてニコニコしててある日眠るように死んでいた老人になる。