家を切る

5月3日のブログでお伝えした高知県産のオリエンタルリリー。
超巨大な百合で、とりあえずお水に浸けとかなきゃということで、バケツに水を入れて、その中に百合をぶっこみました。
背丈が高いのでバランスが悪く、ちょっと目を離した隙にバケツごと転倒。
場所は2階の台所で、そこら中が水浸しになりました。

あ〜あ、と雑巾で拭いていたのですが、しばらく経って1階にいる母から「ちょっとー、天井から水が垂れてんだけど」との声が。
慌てて下に降りてみると、まあ、物凄い量の水がしたたり落ちて水たまりになっています。

これは完全な雨漏り状態です。
息子二人にも今日力を仰ぎ、天井の照明器具の蓋をまず外し、そこで発見した穴から覗くと、うわっ!、1階の天井裏に水が溜まっています。

このまま放置すると木が腐ったり、カビが発生したりと恐ろしいことになるので、なんとか拭き取れないかと考えた挙句、これは天井裏の一部分をとり外して水溜りに辿り着いてタオルで拭き取るしかあるまい、との結論に達しました。

屋根裏照明器具部分の木の枠が16個のネジで固定されていたので、まずそれをはずしてみます。
大仕事でした。
でも、全ネジをはすしても板ははずれません。
ここまでで開始1時間。
意を決し、木の枠をノコギリで切ってとり外すことに。

家を切るのです。
切ること1時間。
激闘でした。
私は戦力外でした。
9割9分は長男と次男が交代で切り続けました。
いつのまにか、こういう身体的能力は私をはるかに凌駕する息子さんの姿がありました。
うれしかったですね。

そうして、板をとりはずし、水溜りを拭きとることが一応できたわけです。
いやー、
楽しかったですね。
これは、二年前、物凄い大雪で家の前が雪で塞がり、息子二人と3人でゆきかきをして以来の充実感でした。

息子らと何かをするのはとても楽しいものです。
そして、自分よりもいい働きをしてくれる息子を発見するのはこの上ない喜びです。
水をこぼして大惨事になりましたが、災い転じてなんとやら。
とても楽しい一時を過ごせました。