人がいないGW
これは昨日5月6日、夜7時50分の金沢駅の様子です。
ゴールデンウイーク最後の日なので、例年ならば旅行者が戻っていき、帰省者が東京などに帰っていく日で、それなりに人でごった返してしかるべき日です。
北陸新幹線は夢でありしか。
思わずそう詠じてしまった風景でした。
昨日は、大学2年(になったはず)の長男が、東京の下宿に本を取りにいくのに、日帰りで往復したのを駅まで送迎しました。
なんでも、学校はまだしばらく閉鎖で、大学はインターネットを使ったオンライン授業をするのだとか。
そのために授業で使う教材が必要となり、やむなく新幹線で行って帰ることにしたのです。新しく買った方が安くつきますが、注文して届くまでに授業が始まってしまうので仕方ありませんでした。
長男が言うには行きも帰りも新幹線はガラガラ、都内の電車も1車両に10人程度の乗車率だったそうですから、本当に世の中は外出自粛を真面目にやったんですね。
テレビではやれ江ノ島が密だの、パチンコ屋が長蛇の列だの、ごく一部の過密現象をやり玉にあげていますが、それはごくごく一部であり、強制力のない中でもこれだけ自粛できるのはやはり日本人の真面目さの賜物であると思います。
しかし、この風景はあまりにも哀しい。
来年の今日は、以前のように、人で一杯の金沢駅になりますように。