研修したがダメだった件

さて、ここ数回に渡って、ブログでは改正卸売市場法の要点についてまとめてきた。
一つは自分のため。
もう一つは社員のため。

社員のためというのは、5月15日の午後2時から社内勉強会を開くことになっていて、その講師役を務めたからだ。
対象は入社4年以内の若手を中心に、希望者は誰でも。
全部で25名ぐらいが集まった。

人に何かをレクチャーする時、注意しなければならないのは、「何も知らない受講者の身になって話す」ことだ。
「AはBの理由によって今後Cに改正されます」
Bという背景を理解してもらって、Cを覚えてもらいたい、と自分は意図していても、
聞く者はそもそもAについて全く知らず、スタート地点から「???」だった、というケースがよくある。
この場合は「まずAについて説明します」というところから始めなければならない。

で、今日はそうしたつもりだった。
かなり事前に頭の中だけではあるもののシミュレーションを重ねて臨んだつもりだった。
でも、、、ダメだったようだ。

だいたい、講義中の生徒たちの表情を見ればわかる。
「ふん、ふん、ふん」とうなずくリアクションがない。
「は?は?は?」という感じ。
真面目に受けてくれた子が多いだけにとても残念だった。

制限時間は1時間。
自分がまとめたレジュメをこなすのはかなりきついことはわかっていた。
本当は3時間ぐらいほしかった分量。
だから1時間ずつ3週間にわたってやるのがちょうどいいくらいであった。
でも、とにかく一度ぶっ飛ばして網羅しておくのもよかろう、と思った。

仕方がない。
たぶん、ベテラン社員でも今回の内容をきちんと把握している者は少ないはずである。
時期にあらため、今度はもう少し丁寧に勉強する機会をつくろう。
少なくとも、今まで我が社ではこうした勉強の機会はほとんどなかったのである。

やはり、毎週土曜日午後1時からは全社員集会とし、
30分が業務連絡&倫理教育、30分がテーマ別勉強会という会を定例化するべきと思う。