若手研修会

入社4年以内の社員を対象に、勉強会を1週間から2週間に一度の間隔で開いています。
講師は山本部長です。

数ヶ月前、総務部の角地さんを中心に 若手にアンケートをしたところ、仕事の面でわからないところが多いけれども、それについて会社からは何も教えてもらっていない、という意見が少なからずあり、山本部長が「それなら私が」と手を挙げてくれたからできた機会です。

私としては責任を感じています。
会社内部の教育システムはこれまで“ない”に等しかったのです。
私自身、今ある知識は全て独学によるもので、誰かが手取り足取り教えてくれたものではありません。

だからといって、私の後輩達も“自分の力で学びなさい“と言えるわけがないのであって、少なくとも私が経営陣の端くれに加わった時から、社員教育は私の責任でもあったはずです。でも私自身は特に何もしてこれなかった・・・。
私の怠慢で開けてしまった穴を今、山本部長が埋めようとしているようなもの。
自分自身を深く恥じ入るとともに、部長には感謝します。

今、行われている研修は多岐に渡ります。
会社の仕組み、市場の仕組み、我々の業界が置かれている環境、営業と利益の実態・・・。
それを毎回1時間から1時間半くらいかけて講義するわけですが、山本部長の講義がそれはそれは質の高い内容なのです。
正直言って、入社4年目までの若手には高度すぎる。
会社の幹部クラスでちょうど良いレベルです。
私ですらとても勉強になるのですから。
我が会社の社員をながら、山本部長の知識と能力は大変なものです。

いや、若手が、たとえ3割くらいしかわからなかったとしても、それはそれでいいのです。
問題は、中堅・ベテランクラスがこの講義を受けていないことです。
中堅クラスは日々の仕事を実直に頑張る者ばかりですが、やはり欠落している部分がかなりある。
だから、彼らこそ押し上げなければ、会社のベースアップということにはならないのでしょう。また、若手が彼らを一気に抜いてしまっては、「なんだい、先輩方は」ということになります。組織としてこれは問題ですね。

なに、話は簡単。中堅・ベテランクラスを受けさせればいいのです。
今は強制的に!
でも、これが意外と難しいのです。
これが意外と。
今季は中堅クラスの底上げが私のテーマです。