昨日6月29日、金城大学短期大学部で学生(ビジネス実務学科2年生)の皆さん約30名に向けて授業をしてきました。
一日大学教授です(笑)。
実は金城大学さんとのご縁はこれが初めてではありません。
過去2度授業をやっていますし、青森県の北陸りんごの会のイベントでりんごの食べ比べイベントも行っています。
今回の大学からの依頼としては、
タイトルが「食の商品化と流通」
テーマが「食材の見極め方、保存、流通、販売」等 となっていました。
なんじゃらほい?
広~いような、ぼんやり~のような、ご依頼内容の核心がつかめなかったので電話でお聞きしたところ「なんでも結構です」とのこと(爆)。
ですが生真面目な私は、真面目にこのタイトル、テーマに沿って準備をしました。
そして、90分の授業です。
私が学生の立場だったらまず間違いなく途中数十分は爆睡します。
話す側としてこれはくやしい。
なので、マイ・テーマに設定したのは「学生を寝させないこと」でした
そのためには、
1)小難しい話は一切やめる
2)現物を何かしら使って興味を持続させる
3)クイズやゲームなどを織り交ぜての参加型にする
等々の工夫をこらしました。
青バナナと黄バナナを用意して、青バナナは食べられないよ~、食べても美味しくないよ~、でも食べても死なないから食べてもいいよ~、というネタは前回も好評でしたので、今回もやりました。
今回は30人という大所帯(前回は10人の小所帯)だったので、前回好評だった模擬せりゲームはできず、私が市場側、生徒さんがスーパーマーケット側に分かれ、仕入と販売を体験する「キウイ販売シミュレーションゲーム」を開催しました。
そして、クイズでは次のような問題も出しました。
あなたがキュウリ農家だとします。今日、畑で真っ直ぐなキュウリを100本、曲がったキュウリを100本収穫しました。これを直売所で売ります。どのように売るのが正しいと思いますか。
①真っ直ぐも曲がったのも1本40円で売る。
②真っ直ぐと曲がりをセットで80円で売る。
③真っ直ぐを50円、曲がりを30円で売る。
④真っ直ぐを50円、曲がりは売らない。
これは自作問題ですが割と気に入っていて、日本の青果物流通のいろんな事情をここで学ぶことができます。
今回はコロナ禍ということで、メガネ掛け方式のフェイスシールドを着用し、青果物を持つときもビニール手袋を着用するという完璧ないで立ちで臨みました。
生徒さん30人は、一人だけが男性であとは全て女子学生さん。
なので内心は緊張してました。
そして90分の事業はあっという間に終了しました。
結果、一人の女学生には前半30分爆睡されました(笑)が、後半は起きだしてくれたし、他の皆さんは終始真面目に受講してくれたと思います。
こういうのは、講義する私自身が一番勉強になるんですね。
今回もとても有意義な経験をさせていただきました。
ありがとうございました。