本日、アルビスの池田和男社長が弊社にいらっしゃった。
アルビスは富山県に本社があるが、石川県にも多数出店があり、青果物が当金沢市場からもたくさん納入されている。
池田社長でいつも感心するのは、話をしている間、泉のごとくアイディアが湧き出てくる点である。
きっかけは話の端々のちょっとしたことに過ぎないが、そこから連想が広がり「こんな商品だったら売れるんじゃないか」に繋げる。
自らブレーンストーミングに身を投じ、しっかりアイディアに結実させる。
きっとそういうのが好きな人に違いない。
発想の豊かな人物というのは、例外なく、いろいろ考えを巡らすことを楽しむ人だ。
楽しんでいるから、面白い発想が湧く。
面白いから考えることがますます楽しくなる。
正のスパイラルである。
“○○セットは売価を××円にして中身はこれこれにした方が絶対魅力が増すぞ”
“生じゃなくて、B級品使って▲▲の加工品に仕立てよう”
“売るタイミングはこのポジション。そこがベストタイミングじゃない?”
“今はコロナで料亭が厳しいから、高級食材は売れないが、そこを一ひねりすればスーパーで売れるようになる”
知識も当然豊富でいらっしゃるが、真価はそこではない。
知識は他の知識に繋げて、新しい発想を生み出すことで初めて役立つことを示してくれる。
話し相手に知的興奮を与えてくれる魅力的な人物である。
こういう能力を私も磨きたいものだ。
まずは何事にも好奇心を持ち、うきうき考えることだろう。
まだまだ遅くない。