石川県立学習センターが開催した「本多の森シネマアーカイブ」に参加しました。
無料です。
行政が行うカルチャーセンターにはお得なものがたくさんあります。
あんまり知られてないですが。
内容は柳宗悦(やなぎむねよし)の足跡を紹介するビデオ鑑賞でした。
柳宗悦。
知りませんでした(汗)。
柳宗理の父ですね。
柳宗理。
つい数年前まで知りませんでした(汗汗)。
高松中央青果の齋藤社長に教えられ、「そんな人知りません」と言うと「金沢人のくせに柳宗理を知らないとは!」と呆れられました。
柳宗理は金沢の人ではありませんが、金沢美大の教授となり約50年にもわたって教鞭を取りました。
その功績を偲び柳宗理記念デザイン研究所が金沢市に建てられています。
その父、柳宗悦氏は民藝運動を起こした思想家、宗教哲学者です。
学習院から東大に進み、宗教哲学を学び、
志賀直哉や武者小路実篤との親交深く、白樺派文学の創作活動にも貢献しました。
その後、庶民の生活に根ざした民芸品に宿る美術性に注目。
簡素で飾らない美しさこそが民藝の美であるとし、「用の美」と呼びました。
そうした芸術性を世の中から見出す民藝運動を起こし、全国を、沖縄を、朝鮮半島を練り歩きました。
以下は講座で出てきたキーワードです。
ヰリアム・ブレーク
妻は声楽家の柳兼子
朝鮮に光化門を残す運動
木喰(もくじき)物を尋ねる
木喰上人
ゲテモノの収集
陶芸家・河井寛次郎
陶芸家・濱田庄司
ゲテモノから民衆的工芸、民芸へ
「工藝の道」工藝とは用の美だ。
沖縄の工芸、アイヌの工芸、台湾、中国へ
名もない職人が作り出しているのに、かくも美しい。
これは他力のなせる技だ。
自然の材料、用途(機能)。
拘束されているのではなく自由。伝統。
「美の法門」仏教美学の四部作。
不二の思想(大乗仏教)ヨーロッパの二元論ではなく、それを超越して。
日本民芸館(東京駒場)
「柳宗悦全集」