石野智記くん、ラジオデビュー
9月12日のブログの続報になる。
隔週金曜日朝9時30分頃より、金沢のローカル局・北陸放送のラジオ番組「あさダッシュ」の中のコーナー「今夜の一品」にうちの社員が登場し、週の青果物の状況を説明したり、旬の食材を使ったレシピを紹介したりしている。
今月より担当を替え、現場バリバリ、野菜二部の石野智記くんに情報発信をお願いすることにした。
こうした役目は、管理部門の人間より現場の人間の方が本来は望ましい。
実際にモノを扱っている生の声を届けられるからだ。
だが、ラジオに出るのは現場にとって伝票処理や産地交信で最も忙しい時間帯であり、かなりの負担を強いる。
だからこれまで無理にはやらせてこなかった。
またしゃべくりには上手いへたがどうしてもあり、誰でもいいというわけにはいかなかった。
ここ数年、管理部門の女性にやらせてきたのはそうした事情だった。
今回の交代の理由は9月12日のブログに書いたとおりだ。
1か月ほど前、石野君には私から「それなりに負担が増えるだろうが、なんとか10月からやってくれないか」とお願いした。
彼は即座に「機会を与えてくれてありがとうございます」と言った。
ここは肝心なところだ。
何ごとであれ、前向きに捉えるか後ろ向きに捉えるかで結果は天地の差となる。
最初は戸惑ったり、失敗したりもあるだろうが、些細な事だ。
間違いなく、彼は青果物の情報発信の優秀な担い手になってくれるだろう。
デビューのこの日、彼は真面目にも原稿を用意してきた。
朝の現場仕事が一区切りついてから小一時間、オンエアーの予行練習をした。
アナウンサーの質問はぶっつけ本番なので、ある程度の心の余裕をもって、柔軟に対応しなければならない。
幸いにも本番はほぼ想定通りの質問が来て、初めてとは思えぬほどに堂々と放送をこなした。
すでに優秀な担い手だ。
若い力、恐るべし。
私としては今後もっと彼に機会を振り、他の若手にもさらにいろいろな機会を与えられるようにしていきたい。