WorkFlowyとDynalist

WorkFlowyとDynalist

WorkFlowy(ワークフローウィー)とDynalist(ダイナリスト)はどちらも「アウトライナー」とか「アウトラインプロセッサ」と呼ばれるウエブソフトである。

WorkFlowyの画面
Dynalistの画面

文字を箇条書きのリストにして構造化(アウトライン化)することができる。
文章のかたまりを自由に移動したり階層化したりできるので、物書きがまとまった原稿を書くにはとても重宝する。

私はまずWorkFlowyを知り、今はDynalistに乗り換えようかと思っているのだが、その比較は後で書くこととする。

私は物書きというほどのレベルではなく、日記やブログの文章だけならシンプルなメモソフトで十分だったが、アウトライナーの以下の点が非常に素晴らしいと感じ、使うことにした。

1)どの媒体からでも利用できる
クラウド上のサービスなので、PC、スマホ、iPadのどの媒体からでも見られる。
しかもアクセスが速くグーグルドキュメントのようなストレスがない。

2)自分だけのデータバンクに使える
自分に必要な情報、知識、記録のデータベースを構築できる。
特に、人を覚えるのが苦手な自分にとっては人物備忘録になると思った。

3)面倒なことが“かなり“少ない
クラウドウェブサービスなのでデータを保存する必要がない。
内容を変更すれば自動的に他の媒体で即座に同期される。
ログインすれば別のパソコンからも使える。

WorkFlowyからスタートして私は、今でもブログの文章を書くときにはWorkFlowyを利用している。
しかし、それ以外のこと、日報や日記やデータの蓄積はDynalistに乗り換えた。

リスク分散というのが理由の一つ目。
WorkFlowyをいじっていて少し心配になったのは、データをいじることがあまりにも簡単すぎり(これは基本的には褒め言葉である)ため、人為的なミスもまた簡単に起こってしまう恐れがあることだ。
例えば、消してはいけない文章を「全体選択」→「消去」してしまうことは指がすべるだけで起こり得る。
短文ならダメージは少ないが、WorkFlowyは全てを一つのファイルと捉える。
もし一番大きな首根っこでそのミスをしでかすと、すべてのデータ体系が吹っ飛ぶ(ような気がする。怖いので試したことはない(笑)。)
だから、Dynalistも併用することでリスク分散を図った。

Dynalistはファイル、フォルダを複数持てるのが理由の二つ目。
これも誤って消去するミスを、たとえ一つのファイルで犯しても他のファイルは無事であり、リスクヘッジになる。
フォルダを複数、階層化で持てるのは、ウインドウズに慣れている者からすればとっつきやすい。

Dynalistのサブ画面(file pane)が使いやすいのが理由の三つ目。
リストの階層をクリックすることでデータ所在の位置を確認しながら作業できるのは私にとっては大きな安心だ。
データの移動も二画面あることでやり易い。

私は複雑な作業をするわけではないが以上のような理由で主にDynalistを使って情報整理をしようと思っている。
WorkFlowy、Dynalistとも、今はまだスマホやタブレットからの入力・編集がやりにくい部分がある。
そこが改善されれば、あまりIT系に精通していない一般人にとっても非常に使いやすいアウトラインプロセッサとなることと思う。