アメリカ大統領選挙

アメリカ大統領選挙が行われている。
投票日は11月3日で、今日本は5日になった、まだ結果が出ていない。
共和党の現職 ドナルド・トランプ対民主党のジョー・バイデン。
歴史に残る大激戦だ。

激戦ゆえに決着まで時間がかかるのは仕方ないが、限度がある。
インターネットのご時世に勝者確定に何日かかるかわからないというのはひどい混乱ぶりだ。

トランプ陣営は早々と勝利宣言。
敗れても郵便投票の不正を訴え法廷闘争になる予測。
各地で店舗の窓に板やバリケードを張って暴動を警戒。
多くの州が州兵を派遣し厳戒態勢。
トランプ陣営、投票集計停止を要請。

もしかするとこの先、さらにもつれにもつれ、揉めに揉める。

ブッシュとゴアの闘いになった2000年の選挙は票の集計が問題となり、決着は12月中旬にまでひきずられた。
今回はもしかしたらそれ以上、来年1月6日の集計期限まで結果が確定せず、下院が大統領を選ぶ非常事態まで示唆されている。

トランプ、バイデンどちらが次期大統領にふさわしいかということはさておく。
この大混乱、これが世界最大の経済力と技術力を持つ大国アメリカの姿か。
自由・平等・フロンティア精神は、混沌・分裂・闘争で崩壊してしまうのではないか。

為政者の修身が問われている。
アメリカ国民の民度が問われている。
世界は良識を求めている。