「歌唱王2020」の王者は地元のホープさん
12月10日に放送された「歌唱王2020」で、石川県金沢市出身の西凛華(にし りんか)さんが優勝し、日本一の栄冠に輝いた。
正式名称「全日本歌唱力選手権 歌唱王」は、要するにカラオケの日本一を競う日本テレビの番組である。
2013年以来、毎年1度、12月に決勝戦が行われる。
今年は応募者数は1万2857人。
その中からファイナリストとして10人が準決勝に進出し、さらに決勝に5人が選ばれ、日本一の座を競った。
優勝した西凛華さんは、昨年も参加し準決勝まで進んだものの惜しくも敗退、今年は雪辱を期しての出場だった。
私はこの番組にはまっっったく興味がなかった。
が、なにげにTVを付けた妻が「あっ!りんかちゃんだ!りんかちゃんが出てる!」と突然叫び出したので「何ごと?」と聞くと、よく知っている子だという。
妻が習っている歌のスクール「VOX OF JOY Music Studio」に西凛華さんも通っていて、中田理恵さんに指導を受けていたそうだ。
現在、石川県立金沢二水高等学校の2年生だ。
二水は長男の通った高校だし、次男は高校は違うが凛華さんと同い年だ。
それぞれ薄~いけれども我が家とたくさん接点がある。
俄然親近感が湧いてきた。
最後の結果発表は手に汗を握った。
298点で見事優勝!
身内が栄冠を得たような気がしてうれしかった。
(でも100点満点連発する南こうせつは審査員としてどう?)
身内意識というのは不思議なもので、一度も会ったことのない人でも、同郷とわかるだけで親密感が増す。
同郷の者が全国を相手にがんばっていると無条件で応援してしまう。
最たる例は高校野球だ。
松井が5打席連続敬遠を受けた時は石川県民110万人が怒り狂った。1992年の時だ。
浜辺美波も津幡で生まれ育った子だから、ドラマで主役を演じているとついつい観てしまう。いい演技だと「よし!よし!」と親でもないくせに力んでしまう。
ダンディ坂野が出てきたら常に緊張しながら観てしまう。「すべりませんように」と祈ってしまうのだ。だからダンディ坂野が出てきても私は決して笑えない。
そんなことはどうでもよい。
とにかく、我が家とたくさんの縁がある(と思っているのは私一人だが)西凛華さんが日本一に輝いたのはまことにめでたい。
さらに聞くと、そのお母様は、わが社ととても取引の深い某小売店にお勤めとのことだ。
ほら、わたしとも縁ができた。
というわけで、郷土が輩出した素晴らしき才能を、これからも応援していこうと思う。