昨日の2月15日、17時より映画「種まく旅人~華蓮(はす)のかがやき~」の完成祝賀式典が北國新聞交流ホール(赤羽ホール内)で開催された。
私は綿貫君(丸果のれんこん販売担当)と連れだって参加した。
この映画は農業に焦点を当てたシリーズもので本作が4作目だ。
商業的には地味な展開だったため知名度は低いが、内容的には佳作が多い。
そして今回は舞台が金沢。
加賀れんこんの農家の物語である。
うちの会社はささやかながら協賛させていただいた。
製作は地元石川の企業、KSCエンターティメント(株)が担った。
千口(ちぐち)寿子社長は元々が松任の農家の娘で、映画作りは素人である。
しかし、パワフルな行動力と強い郷土愛で映画を完成させた。
ご挨拶で「思いは叶うことがわかった」とおっしゃったのが印象的だった。
式典では、加賀れんこんの若手生産者の代表格3名が登壇しトークセッションを行った。
・北博之氏(JA金沢市加賀れんこん部会部会長)
・米澤哲司氏((株)米澤農園)
・宮野義隆氏(農事組合法人One)
3名とも「農業はもともと大嫌い。しかし蓮根作りを通じて楽しさとやりがいを感じるようになった」と語ったのが面白かった。
続いて主演の栗山千明さん、平岡祐太さんが登場した(以下敬称略)。
栗山千明、顔ちっちゃ!!
れんこんデザインのイヤリングをし、話からも人柄の良さが出ていた。
平岡祐太、カッチョエー!
また輪をかけていい人そう。
脱サラしれんこん農家を継ぐ役で、ロケでは1か月半に渡り金沢に滞在したらしく、休みの日も畑で収穫の練習をした!というから素晴らしい。
だが、司会から「平岡さんの収穫シーンはプロから見てどうでしたか」の質問に対し、上述の北・米澤・宮野3氏は「ん?ん~…」と渋い表情を見せ、場内は笑いに包まれた。
この日は式典に先立って試写会も催された。
(私は試写会には出席せず観ていない。)
北部会長は、「映画は素晴らしかった。感情移入して泣いてしまった」とのことだ。
収穫シーンは今一つだったのかもしれないが、肝心のヒューマンドラマで生産者を泣かせるとは大したものだ。
本物を描いたと言えるだろう。
観るのが楽しみである。
この映画は2019年10月にクランクアップしている。
もうだいぶ前だが、コロナで公開が延期になっていた。
ようやく3月26日より石川県で先行公開され、4月2日より全国公開となる。
うちの会社はわずかながらのスポンサー企業なので、エンドクレジットで名前が流れる(と思う、たぶん…)。