入社式と新入社員研修

入社式と新入社員研修

4月1日、新年度である。
今年度、3人の新入社員を迎えることになった。
男性一名に女性二名。
大卒、短大卒、高卒一人ずつだ。
ご縁あって同じ会社で働くこととなる。
本当にありがとう。

青和会というわが社の社員親睦会の松本会長が歓迎の言葉を放った。
「あなたたちは会社の宝です」。
本当にそのとおりだ。

そのあと、私が講師になって3時間半の研修を行った。
卸売市場の仕組みをおおざっぱに捉えて、会社のことを理解するための講座だ。
なるべく眠くならないように、聞くだけにならないようにと工夫するが、どうしても私が一方的にしゃべる時間が多くなる。

ラスト30分は社員・社会人としての心構えだ。
・あいさつの重要性
・慣れればできる仕事が50%、努力すればできる仕事が50%、そして自分なりに改善を求め、自分なりに発想して高めていく仕事が+α%。その+αがあなただけの才能だ。
・食べれば人が健康になる野菜・果物を販売すること。存在そのものが社会のお役に立つ仕事だ。こんな仕事につけることは本当に幸せなことだ。

毎年この研修を受け持っているが、結局は自分で自分の心を洗うような結果になる。
ついつい売上がどうの利益がどうのと数字ばかりに頭が占拠され、根本のことが疎かになる。
新入社員に訓示する体を装いながら、自分自身の汚染された心を浄化している。
なぜ働くのか、この会社で働くことの誇りは何か、何をこの会社ですべきなのか。
いくつになっても、何度でも何度でも繰り返し考えなければいけないことだ。