第52回石川県野菜園芸協会総会

石川県野菜園芸協会

 昨日5月31日、石川県野菜園芸協会の総会に出席した。石川県野菜園芸協会は、JA全農いしかわと石川県内の農業協同組合で組織する野菜の出荷生産出荷振興組織である。当社は「来賓」という立場で招かれる。コロナ禍により、例年より人数を絞った理事会、総会となった。すると、居並ぶのは農協の組合長お歴々ということになり、かえって大物感が増し、来賓で上座に座らされる私はかえって恐縮してしまった。

報告・議事内容

 総会で報告された実績の要点は以下の通り。
・令和2年度の共販実績は26000トン(前年比93%)、金額6,6億円(前年比101%)
・対前年比 数量増かつ金額増はタケノコ、キャベツ、キュウリ、人参、ブロッコリー、石川メロン、柿 など
・対前年比 数量減かつ金額減はトマト(微弱)、アスパラ、レンコン、ネギ、豆類、小松菜、なし、りんご、椎茸、なめこなど。
・システム上で防除暦を作成できるNTTデータ「あい作」を導入し、生産者の生産履歴作成を援助する施策を実行中。
・10年ぶりに石川県産の青果物のリーフレット「美食産地いしかわ」を刷新。
・役員改選ですべての役員が重任となった。

祝辞

 私は来賓として祝辞を求められたので、僭越ながらご挨拶とお祝いの辞を述べた。令和2年度はコロナにより巣ごもり需要と業務向け野菜の打撃という背反する事象が同時に起こったこと、美食都市金沢は、築地・京都と並んで業務筋の落ち込みが激しかったこと、一方でミシュラン・ガイドの5年ぶり改定で、改めて金沢の食文化の高さが示されたこと、その食文化を支える石川県産青果物の重要性はますます高まっていることなど述べさせていただいた。

石川の食材弁当に舌鼓

 総会はスムーズに進行し、とどこおりなく終了した。帰りにお土産として石川の野菜セットと焼肉弁当をもらった。この弁当は持ち帰って夕食時に食べたのだが、牛は石川のブランド肉「能登牛」で、米は石川のブランド米「百万穀(ひゃくまんごく)」である。味付けもよく極めて美味であった。