社員教育の重要性
社員教育はとても重要である。私は今の会社から今日までたくさんの機会を与えられた。研修の案内か、なら奴を送っとけ、で白羽の矢が立つのは多くの場合わたしであった。今の社員の何倍、何十倍も研修の機会があったし、また、受けたいと思うものは自らお願いして行かせてもらった。中には何も身にならなかったものもあるが、確実に何割かは今の私の血と肉になっている。
カリキュラムを作りたい
しかし反面、私以外の従業員に勉強の機会は少ない。会社として社員研修の仕組みをカリキュラムとして備えることが必要だ。テーマによっては外部から講師をお招きし、それなりに予算を組んで仕組化すべきだ。研修は若手社員向けに偏る傾向があったが、中堅・ベテラン・役員向けにも同様に研修が必要である。
自社内研修会
そしてまた、なにも外部から先生を招聘しなくても、社内勉強会はいくらでも可能であり、むしろそちらをメインとすべきと考える。社員が先生となり、社員を教える。身近なテーマや業務に直結する内容をこまめに教えることができるし、教える方は表現力、説明力を養う訓練になる。
検定を使った教育
或は、大企業になれば、特定の資格試験に合格しなければ昇格できないといった制度を取り入れている会社もある。我が社でもかって「食の検定」を全社員に推奨していた時期があったが、検定自体があまり広まらなかったので辞めてしまった。それに代わるものがないだろうかと探している。
今期も昨年の研修を繰り返す
昨年も行った若手研修会を今年も行う。昨年講師を担当してくれた部長はかなり多忙なのでその任を解き、管理部門の社員が講師役を担うようにシフトする。私も講師役として何度か登壇する予定だ。
基礎からじっくりと
先の火曜日にその第一回目を行った。株主総会が終了した直後なので、決算内容の報告を兼ねて会社の業績と、頭に入れておくべき会社の数字を説明した。極端な話、「年商」、「営業利益」、「貸借対照表」といった言葉の意味すら知らない者もいる。それを「レベルが低い」などと言って無知な社員を貶めるのは恥ずべき行為だ。教えなかった会社が悪いに決まっている。何度でも、地道に、基礎的なことを教え込む。当たり前の社員間教育を続けていきたいと考えている。