医療従事者でも考えは二分
知り合いの医者が「ぼくはまだ打っていない」というので驚いた。えっ?医療従事者は半ば義務的に接種しなければならないと思っていた。違うらしい。彼は「医者には世間には流れていない情報がいろいろ入ってくる。打たないリスクと打つリスクを比べた場合、ぼくは打たないことを今のところ選択している」と明言した。そう言われると素人である私はどうすべきかまったくわからず、グラグラしてしまう。
若い世代は自重が得策か
彼曰く、高齢者は打っておいた方が無難だそうだ。感染した際に重症化を抑える効果もある。しかし、若い層になればなるほど「打つリスク」が懸念される。なんせ副作用がまだ明らかでないのだ。情報も整理されていない。もしかして何年か後に重大な副作用が発覚するかもしれない。そして、実は先行する欧米では日本の社会に伝わっていない重篤な失敗例もあるのではとも囁かれている。打たないリスクより打つリスクの方がはるかに小さいから打つべきだという理屈はどうも眉唾である。若い人が心配なのは、それが今後の長い人生に影響を与える恐れがあるのと、次世代に負の遺産を継承させてしまう危険性だ。あと2~3年は自重した方が得策かもしれない。
自分自身はどうする?
私自身はどうしようか。今のところ接種するつもりだ。年齢も59になるいい歳だ。妻と子は受けさせない方に傾いている。妻は昨年、病気にもなった。体質的に薬物に敏感なところもある。ワクチン接種で体調を崩す可能性は普通の人より高いのではと危惧する。息子はなんせ先が長い。まだ確証が得られていない道に踏み出す時期ではないのでは。本当に、このコロナ禍というやつは、いつまで人類を悩ませるのだろうか。