かほくの白ネギと金沢のつるまめ初入荷

今日は2件の初モノがあった

かほくの白ネギ

山田部会長

 1つ目はJA石川かほくの白ネギである。今年から始まった産地化だ。JA石川かほく管内で新たな農産物の産地作りとして担い手を募集し、4名の生産者で今年1月に部会を組織した。1年目の今季は35トンの生産目標をかかげるが、いずれは100トンの産地になろうとしている。山田部会長はまだ年も若いエネルギッシュな青年だ。農業の世界もこういった若手がどんどん出てきている。

金沢のつるまめ

小松部会長(左)と山野市長(左)

 2つ目はJA金沢市の「つるまめ」だ。実はもう数週間前から「千石豆(つるまめと同じ)」は小松市産が入ってきており、産地ボリュームとしては小松の方が上だ。金沢も個人出荷としては10日ほど前から入荷している。今回は、金沢市産が複数生産者による部会として出荷する初日となり、加賀野菜「つるまめ」として正式な出荷となる。中身は同じだが、ブランドルールとしてそうなっている。この日は小松部会長さんと山野金沢市長もご来場されての初日となった。

やはり消費側の認知度向上が鍵

 いくら生産サイドが頑張っても、消費側の認知度が高まらなければ産地化は長期的に軌道にのらない。消費者に付加価値をアピールするアイディアを川下に提供するのがこれからの卸売市場の役割だ。