社員の感染と自己の抗体検査

新たに2名の社員が感染

 この一週間で、社員から陽性反応者が二名出た。両名とも同じ場所に勤務しており、最初に判明した方は感染経路不明、後で判明した方は先者からウイルスをもらったと考えられる。二人の勤務地は卸売場や事務所とはまったく離れた場所であり、本社社員への感染拡大の恐れはない。また、二人に近い場所で勤務する社員にすぐさまPCR検査を施した。幸いにしてその者は陰性とわかり、通常勤務に戻っている。

恐るべしデルタ株

 デルタ株の感染力はざっくり言って従来のウイルスの1000倍とのことだ。マスク着用でもすり抜けてしまう。もう誰がいつ感染してもおかしくない。明日は我が身であり、もちろん、感染した者は不当に差別されたり非難を受けたりする筋合いではない。ワクチンは数か月経つと抗体が数分の一に減退してしまうという恐ろしい研究結果が発表された。もし、免疫力がなくなってしまうのならば、ウイルスとの闘いはいつまで続くのだろうか。

全社で検査

 これを機に、コロナ対策として我が社では全社員に抗体検査を施した。私も初めて抗体検査を受けた。これまた幸いにして、私を含め全員が陰性であった。これはもちろん現時点での結果であり、今後の安全を保障するものではない。また、簡易キットによる抗体検査であるから、陰性で100%間違いないというお墨付きは得られない。不確実さは、小まめに検査を続けることで補っていくつもりだ。感染被害を最小限に止める努力をしなければならない。

更なる感染対策

 また、市場の開設者は、卸売場に何か所も非接触型の体温測定器と消毒液を設置した。当社も独自に機材を購入する予定である。在宅リモート勤務も可能性を探っていく。一部所にまとめて数人が感染すると、業務が回らなくなる。チーム内で、時間と距離の間隔を空けながら、各社員間で業務の共有するような工夫が求められる。