免許更新
先日、運転免許の更新をした。ゴールド免許なら短時間で手続きは完了するが、私は令和元年7月にシートベルト未着用で捕まっているから、青色の普通免許だ。更新のためにはそれなりの講習を受ける必要があった。
教官は人格者
講習所の安全運転教習は楽しいので苦にならない。そしてなぜか、教習所の試験官には人徳者が多い。上から目線でなく、かといって媚びもせず、凛としている。人生経験豊かでありながら、一般人の心に寄り添う感じが奥ゆかしい。学校の教師とは大違いだ。その教官の話なので、講習は内容も面白い。
あおり運転対策
今回ためになったのは、近年問題となっている「あおり運転」に対する対策だった。走行中の挑発はもちろん危険だが、前を走る相手の車の急ブレーキにより路上に停止させられ、悪漢が車から降りこちらに詰め寄ってきたときさあどうするか!日頃から意識していないとパニックになるだろう。
異常あおり運転ドライバーへの対処
1・ハザードをつける
2・足ブレーキを踏み、後ろの車への警告灯とする
3・ドアロックをする
4・ウィンドウをきっちり閉める
5・緊急110番をする
相手にしないのが鉄則
講師は親切にもスマホの緊急110番のやり方まで解説してくれた。これだとスマホを取り出して5秒で通報できる。ドライブレコーダーやカメラも有効に活用すべし。そして相手とはその場では決して折衝しない。つまり相手にはしないということだ。当然のことだが、いざその場になると冷静に判断できなくなるので、心に留めておきたい。
なげかわしい世相
それにしても、これは完全に精神異常の無差別襲撃犯を想定した対処だ。そんなのがこの世にたくさんいる。その対策法を頭に刷り込むのが現代の常識だとしたら、なんと嘆かわしい世の中だろう。そうした沈鬱な思いも抱いた講習会だった。ともかく、無事に運転免許は更新された。