2年ぶりの金沢マラソン
10月31日(日曜日)は、金沢マラソンが開催された日でもあった。昨年はコロナ禍で中止となり、2年ぶりである。参加者は13000人から10000人に縮小、スタートエリアの拡大、沿道での応援自粛を要請するなど、コロナ対策を徹底された。それでも〝本当に決行されるのか〟とつい1ヶ月前まではみな半信半疑だった。実現に向け、組織委員会事務局は大いに苦労されたことだろう。そのご努力にまずは感謝申し上げる。結果的に、このマラソン大会は街を元気にしてくれた。1万人のランナーのうち、県外者が6割を占め、街中は人出で賑わった。自粛とはいっても沿道の応援者はそれなりに出ており、皆笑顔で声援を送っていた。これでもし2週間後に金沢で陽性反応者が激増すればまた問題だが、そうでなければ大会開催は大きな成功と言える。
個人的には地獄を見る
さて、私は一昨年に続き、6回目(皆勤賞!)の参加を果たした。昨年のオンライン大会の賞品で「優先出走権」という1等賞に相当する権利が当たって労せずの参加である。コロナ禍でも月間100kmは走って来たし、ここ2か月間で20km、30kmといったロング走も何度かこなした。練習量としてはまあまあの部類だ。完走は問題なかろう、タイムは走ってみての調子次第…と気負いなく臨んだ。しかし結果は散々だった。今思えば、前半を飛ばしすぎた。1kmあたり平均5分30秒。2年前と同じペースではあったが、今年は実力が伴っていなかった。28km地点で限界となり、一気にスローダウン。その後は歩いてはちょっと走り、また歩いては…というひどい状況となった。本当は、歩いてしまっては〝マラソン〟とは言えない。だが、ゴール地点にたどり着くか棄権するかは天と地の差であり、足が痙攣して傷みを抱えながらもなんとか完走(完歩)だけは果たした。タイムは4時間38分46秒だった。
来年への対策
3年前か4年前も似たような経過で途中から潰れた。それに懲りて、翌年はトレーニングを増やし自己ベストとなった。マラソンは失敗した時の方が体が苦しく、時間も長く、ダメージも深い。来年に向けての具体的な対策として、以下記録しておく。
①暫くは月間100km程度でよしとし、3ヶ月前からは月間200kmの距離を踏む
②2ヶ月前~2週間前までに30kmロング走、20kmロング走をそれぞれ4回程度こなす。
③インターバル走、ペース走、ビルドアップ走も取り入れる。(今回はこれが全くできておらず、強い足が作られなかったと思われる)
④レース時の体重を58キロに絞る。1kgあたり3分のタイム短縮とよく言われる。
⑤当日の朝、食べ過ぎない。(今年は食パン1枚、ご飯1杯、もち3個食べてレース中、吐きそうになった)
⑥上記トレーニングをこなした上で、前半はkm5分台中ごろをキープし、後半余力を残す。