中本農園に優良出荷者表彰

金沢市場における優良出荷者表彰

 本日、石川県白山市にある中本農園を訪問し、「優良出荷者表彰」の表彰状ならびに記念品をお渡しした。優良出荷者表彰とは、金沢市中央卸売市場に対し精力的に青果物を出荷してくださった団体や個人に対し贈呈する賞である。毎年3~5軒の農業出荷者を選定する。遠方地には郵送でご勘弁いただくが、県内の産地には出向いてお渡しする。賞を出すのは開設者=金沢市(さらに言えば金沢市長)であるが、推薦するのは我が社である。

中本農園

(左)中本社長と(右)我が社の担当・北野くん

 中本農園さんは、鶴来地区にあって広大な園地で野菜作りをされる有限会社であり、同地におけるレタス作りでは草分け的な存在だ。しかしかなり以前のことながら、同地でタバコ蛾による被害がまん延し、レタス作りが難航。中本農園は栽培の多角化を余儀なくされた。今では小松菜を筆頭にほうれん草、トウモロコシ、キャベツ、白菜、レタスなどを市場や生協などに大量に出荷し、所有ハウスの数では県下でも指折りの大生産者となっている。正社員は15名ほど、バートさんは35名ほど、さらに冬場の仕事作りとして何と和歌山県にも圃場の構え、周年体制を敷いている。

石川県産農産物の振興を目指して

 優良出荷者表彰を授与するのは遅すぎたほどではあるが、中本農園は先代の中本正弘氏から息子の中本弘之氏に代替わりし、ますますの発展傾向にある。今回はささやかながら感謝の意を表したつもりである。これをきっかけに当社としても今後中本農園さんとますます結びつきを深め、石川県産農産物の増産振興に努めたい。