株式会社長印のお二人来社
本日、長野県の青果卸売会社「株式会社 長印」の大槻取締役、内田企画部リーダーが来社され、意見交換を行った。
長野の巨大合併
長印は来年4月、同じく長野の青果卸「長野県連合青果」と合併し「R&Cながの青果」になる。両社ともに我が社よりはるかに大きな会社で、合併すると年商1000億に近づく巨大企業となる。これは近年の青果卸売業界では特にビッグなニュースである。
長印の強み
私は個人的に長印さんと親しく意見交換をする機会に恵まれてきた。社長の倉崎さんを筆頭に長印は行動力と学習力に意欲的な会社だ。何か困ったことがあると「○○について教えてほしい」とすぐに飛んでいらっしゃる。長印と比べて全然小さなうちのような会社に対しても、謙虚な姿勢で学びに来る。それが同社の強さの所以と思う。
1+1=3?
一市場二社制の卸売会社が合併するのは全国的な流れである。しかしその多くは1+1=2にならず、せいぜい1.5程度にとどまるケースが多い。企業合併はそんな簡単なものではないようだ。しかし、長野の場合は逆に1+1が3や4になるかもしれないと私は恐れすら抱いている。両社はどちらも巨大企業であるが、体質が結構違うと思うからだ。端的に言うと、物流面で強いのが連合。人材が豊富なのが長印。このハードとソフトが噛み合えば、化学反応が起こって驚異の企業が誕生するかもである。
我が社はどう泳ぐべきか
全農と資本提携した東京青果の動き。他県にまたがって展開する神明グループの動き。中部で商圏を拡大するセントライの動き。そして長野県の巨大地方卸売会社の動き。この大きなうねりの中で、我が社はどう泳いで行くべきだろうか。体は小さくとも、頭では決して負けず、難しい世を生き抜いていかねばならない。