少しをたくさんやる
最近よく反省し、絶対に改善しようと思っていることがある。どっぷりはまらず、少しをたくさんやること。仕事であれ生活であれ、長時間にわたって根を詰めるのをやめ、短い集中でたくさんのタスクをこなすよう、自分のスタイルを変えるということである。
若さゆえの無理
昔はよく〝根を詰め〟た。学生の頃は試験前だけガーッと勉強する一夜漬け戦法ばかりだった。数日なら睡眠を削るのは何でもなかった。大学に入って芝居に夢中になり、踊りの振り付け担当になった時は、徹夜の連続だった。公演前に睡眠ゼロが続くのは何でもなかった。社会人になっても、一人深夜まで職場に残って仕事することがよくあった。裏を返せば、日々こつこつ少しずつ進めるのが下手だったのだ。
加齢ゆえの限界
年とともに、そのやり方ではパフォーマンスが上がらなくなったことを実感する。心や体を疲れさせると、なんとなくやりきった感がある。しかしそれはただの自己満足だ。自分だけ充実感に浸っているだけで、仕事の質は粗いし、その後に必ずツケが来る。これまでは、長時間やらないと不安になってしまう自分がいた。その錯覚とは今後は決別しなければならない。
短時間で質の高いパフォーマンスを
120%やらないこと。一時的にはいいが、この状態が長く続くと疲れがたまり、長期的にみると良い結果は残せない。これは仕事でも習い事でも何でもしかりだ。短時間で効果的な活動をする。質を向上させて数をこなす。このスタイルに変えなければいけない。