役員が年末年始の日直を担当
昨晩から積雪あり。15センチ程度で大したことはないが、雪景色の大晦日と元日になる。今年、年末年始の日直の一部を役員が担うことになった。日直とは、会社の休みに荷物を乗せたトラックが到着した際、その荷を受ける役目(荷受けという)の当番である。卸売市場は24時間365日の荷受け体制だ。休市の日は社員で交代してこの役に当たり、日中の当番を日直、夜間の当番を宿直と呼んでいる。
社員の負担軽減を意図して
誰だって年末年始の休暇はゆっくり休みたい。せめて12月30日~1月4日の間ぐらいは、役員が日直の一部を担って、その分社員の負担を軽くしてやろうということだ。こう聞くと美談だが、9時~18時の拘束時間のうち最初の3時間だけなので、そういばれたものでもないが。
元日だけは勘弁してもらった
私は本日31日の当番になった。我が人生のほぼすべての年で、元日の午前中は家族で初詣に行き、帰って朝食を共にしている。なので私の当番、元日だけは勘弁してくれ、それ以外だったらいつでもいいから、とお願いしてこの日になった。元日の当番さんには大変申し訳ないと思う。
昔の気持ちを思い出す
会社のきまりでは、部長職以上の職階から宿日直当番は免除されている。日直をするのは10年ぶり以上だ。当たっていたころ、宿日直はとても嫌だった。内容云々ではなく、せっかくの休日が台無しになる感じがして、メンタル的に嫌だった。今の社員も同じだろう。今日、その気分を思い出すことができた。今回の件は元々は社長の発案だ。若手の負担を減らしたいという思いの外、我々が初心を思い出すことも想定されたのかもしれない。
さらに働きやすい環境を
そして、新年からは少しルールを変えて、日直に当たった人は翌日に代休を取らせることにした。社員にきちんと休日を確保してもらうことは企業の経営義務である。人手が足りず厳しい状況ではあるものの、なんとかこのルールで会社を回し、社員が働きやすい環境を今以上に整備していかねばならない。