日本赤十字社の姉ちゃんに屈するの巻

献血ダイレクトコール

建物は立派だが、中に採血設備なく、血はバスで採る。変な建物だ。

 昨晩、日本赤十字社と名乗るお姉さんからスマホに電話がかかってきた。血液が大きく不足している、明日献血してくれないか、との依頼だ。直電するほどにピンチなのか。快諾するとお姉さんはものすご感謝してくれた。明日ボクはVIP待遇かもしれない。景品もゴージャスかもしれない。そう思った。

コロナで血液不足

 調べてみると、血液不足は間違いない。今、金沢市鞍月にある献血センターは改修工事で閉鎖しており、そこに自主的に足を運んでくれる献血者の分がまず不足する。そしてコロナ禍で献血バスの巡回行動が滞っていて、必要量の1~2割が足りてないとのことだ。それにしても、ダイレクトコールまでして血を確保しようとする赤十字の努力には頭が下がる思いだ。

あの女、うちに欲しい…

 本日、指定場所に行った。そして予想していなかった光景に出くわす。私と同じ立場とおぼしきおっさんおばさんが長~い列をなしていた。ごくフツ~に血を取られ、ごくフツ~の景品をもらった。ううむ、あの姉ちゃんにしてやられた、とは言うまい。献血はあくまで奉仕の精神。見返りは求めない。ただ彼女の営業力の前に敗北感があるのみ。あの女、うちの会社に欲しいな…そう思いながら私は景品のジュースをチューチューすすったのであった。

今回の獲物