コロナのせいで一人旅
受験シーズンに突入し、うちの高3の次男坊は東京の某大学の入試に臨む。今日から2泊3日の一人旅だ。もう18歳だから親から離れて一人で行くのは当たり前、と言われてしまえばそのとおりかもしれない。だが、最初から最後まで知人の助けをまったく借りない遠征は初体験であり、親としてはちょっと心配になるのも正直なところだ。最初、母親がついて行こうかとも思ったが、このオミクロン旋風で断念した。
40年前の思い出
古くを思い出せば、私は高3の受験の時、姉と親戚に大いに助けてもらった。試験の前日に電車に乗って東京駅に行く。そこに大学4年の姉が待ち構えていて、2泊お世話になる綾瀬の親戚の家への行き方、試験会場までの電車の乗り継ぎ方などを手取り足取り教えてくれた。食事は綾瀬の親戚が世話してくれた。それほど至れりつくせりなのに、初めての東京はやはり少しおっかなかった。
それなりにいい経験
今回の息子は助けがない。一人で電車を乗り継ぎ、一人で会場を下見し、一人でホテルに泊まり、一人で食事を取る。一回経験すれば簡単なことだが、未経験のうちはやはり心細かろう。私は台湾一人旅の時、いいおっさんになってもビクビクだった。親バカかもしれないが、今回出来る限りのことをしてやった。ホテルの予約、切符の予約、3日間のスケジュールまとめ、モバイルSUICAのセットなどなど。アイフォンのSUICAアプリ導入がやたらハードル高く難儀した。ここまでフォローしたので、一人旅とはいってもかなり世話をやいたことになる。大学に合格できるかどうかは全くの別問題だが、息子にとってはそれなりにいい経験になることと思う。