我が家の受験無事終了

次男が大学合格

 最近、仕事でもプライベートでも良くない出来事が多かった。だが人生、悪いこともあればいいこともある。本日、次男が大学に合格した。

浪人を推奨するも回避

 実は私は予想が外れた。息子には悪いが、受験した全ての大学に落ち、浪人生活に入ると読んでいたのだ。息子は地頭は悪くないが、勉強量が足りず、今年は間に合わないと思っていた。それでもいい。一年間の浪人生活も悪くない。私自身、浪人を経験しており、人生にプラス面が大きかったと感じている。だから息子にも「下手に妥協するな。現役は高望みで行け。浪人は人格形成にむしろ良い」と推奨していた。

親としての正直な心情

 だが、実際に合格の報を聞くと素直に嬉しかった。結果的には当初の第一志望から修正した所に行く格好だが、決して悪い大学ではない。この先、志さえあれば何者にでもなれる。今の世の中、大学がすべてでないのはもちろんのことだが、より高みの世界に行く方が可能性が広がるのも当然である。その点、まずまず上出来といえる結果となり、親としては正直ほっとした。

Do your best

 我ながら次男には手をかけてきた。小、中学校時代はサッカークラブの送迎と世話でかなり時間を費やした。特に少年サッカー時代は仕事以上にエネルギーを使った。ゴールキーパー専門スクールにも通わせた。高みに昇るために惜しみなく機会を求めて与えた。息子は高校生になってサッカーを続けなかった。ならば莫大な時間とお金は無駄になったのか。そうは思わない。その場その場でベストな選択をし、できる限りのことをすること。多分に親のエゴを押し付けた点があるかもしれないが、彼にはDo my best を体感してほしかった。

連敗から常勝へ向かえ

 だが結果は付いてこなかった。サッカーは中途半端に敗れ、高校受験ははっきり失敗した。高校に入って他のスポーツに転向したが、最後までやり切ったとは言えない。息子の人生には〝やり通した〟〝勝ち取った〟という勲章がなかった。今回、その連敗記録に一応の終止符を打ったことになる。今までプチ挫折を繰り返しながらも決して腐らず、自分が置かれた環境を受け入れ、よくぞがんばってやってきた。メンタルは私より強いかもしれない。これからはさらに上を目指し、連勝街道を歩いてほしい。自分の力で、常に上には上があることを忘れず、謙虚に、ひたむきに。おそらくもう、親としては大したことはしてやれないだろうがいつまでも見守り続けていくつもりだ。