会員交流懇親会
本日3月15日、午後6時よりANAクラウンプラザホテル金沢にて一般社団法人石川県食品協会の会員交流懇親会が開催された。食品を取扱う石川県内の企業で組織し、意見交流、や共同でイベントを開催する。私の会社は会員企業である。懇親会は、毎年、新年会として開催されるが、コロナ禍で延期に継ぐ延期となり、名前を換えてようやくの開催されたものだ。
コロナ対策宴会
それでも感染対策ということで、円卓は4人がけ、乾杯は発声禁止だった。「かんぱーい」と唱和しなくても乾杯になるのか。辞書には【乾杯・・・喜びや祝福の気持ちを込め、杯を差し上げたり触れ合わせたりして酒を飲むこと】とあるので、無発声でも問題なさそうだ。司会からは、席の移動を控え、隣の人と話するようにと注意があった。食事はなく、代わりにお弁当を持って帰る(家に帰ってわかったが、このお弁当が素晴らしく上等でうまかった!)。このように懇親会は徹底した感染仕様が施されたのである。
ホクチン山上社長が海産物屋老舗の七代目を襲名
時間はわずか1時間でお開きとなったが、久々にいろいろな方とお会いできて楽しかった。特にお隣の席の(株)ホクチンの山上智之社長のお話は面白かった。山上さんは私より随分と若いが、いつお会しても才気溢れる人だなぁと感心させられる。今回は、新しい名刺をくれた。そこには「株式会社大彦(だいひこ)代表取締役 七代目 彦八 山上智之」とあった。大彦という会社は天明6年(1786年)に『いさばや彦八』が創業した老舗の海産物店だ。山上さんはその会社を数年前に買収した。その際、六代目から継承して七代目となった。血縁ではない襲名は大彦の歴史では初めてだそうだ。山上さんは本業の珍味加工品製造販売の他にも事業を多岐に展開されている。いつ話をしても、私の世界感の数倍の広がりを持っているような佇まいがある。〝いや、僕は動くのを止めるとダメなんです。泳ぐのをやめると死んでしまうサメみたいなもんです。あ、それサメじゃなくてマグロか〟といって笑った。(あとで調べ直したら、サメにも泳ぎを止めると死ぬ種類がいるとわかった。間違いではなかった。あしからず。)常に新しいチャレンジをし続ける山上さんの姿は、私にとって非常に刺激になる。