考えないから段取りがいい

家事やるオヤジ

 故あって、家のことをあれこれやっている。ご飯を作ったり選択したり風呂を用意したり。いわゆる家事というのは今までそんなにやったことがなかったし、もちろん元々私は手際がいいわけでも知識が豊富であるわけでもない。一つ一つのやり方は妻から色々教わりながらやっている。

段取りが良くなった自分

 1日という限られた時間の中で、今までやってこなかった家事の諸々をボンとはめなければならない。これはMAYではないしSHOULDでもない。MUST(マスト)だ。MUSTの中でやっていると、いつの間にか無茶苦茶段取りが良くなっている自分を発見できる。やはり人間は追い込まれ、否応なしの環境におかれるとそれなりにやるものだ。

考えないで決めてしまう

 時間内にこなすため、また、頭と体がそれで疲れることのないようにするため、自然と身につけたことがある。それは「なるべく考えない」ことだ。決められるものは決めてしまって何も考えないようにする。例えば、選択は日曜と水曜の会社が休みの時いすると決めた。今日は洗濯物が溜まっていないから明日にしよう、食器洗い機はもう少し食器が溜まってからスイッチを入れよう、今日の夕飯のおかずは2品作って2品を惣菜売場で買おう…これらみんなペケである。選択もがたまっていようがいまいが、水曜と日曜になったら絶対に選択するのだ。たとえパンツ1枚だけでも。食器洗い機もどんなに食器が少なかろうが食事後には必ずかけるんだ。ガラガラだからもったいないなんて絶対に思わない。決めてしまう。これをやりだしてから、段取りが良くなった。余計なことを考えずに行動することで一つ一つの仕事が異様に早く終る。これは会社でも応用できそうだ。下手に分析しないで、とにかく定番の仕事をやってしまう。パターン化する。それで前にすすむのだからそれで良い。

下手な考えよりは即行動

 人間は余計なことを考えるから疲れたしまったり、生産性がガクンと落ちてしまったりするのだ。腰を落ち着けて思索にふけることも必要だが、それ以外はさっさと手をつけて片付けてしまうに如くはなしだ。考えている暇があったら動いてやっつけてしまえということである。結果的にはこれが成しえる仕事の量を劇的に増やす。下手な考え休みに似たりだ。