(株)商業興信所が発行する商興特報4月7日の訓示。
「忙しいと口癖のように言うのは怠惰の証」
(要約)
明治の評論家、徳富蘇峰に言わせると「多忙とは怠け者の遁辞(とんじ)」。
今日成すべきことをやらなければ、明日はさらに忙しくなる。
今年やるべきことをやらなければ、来年は当然忙しくなる。
きちんとやるべきことを消化していれば、多忙に追われることはない。
若い時にバラの上で寝ると、年老いてからトゲの上で寝る羽目になる。
一日を全力で生きることは時として苦しいことだが、その先に楽が待っている。
(感想)
これは本当に身に染みることである。
仕事ができる者は常に前倒しでやっている。
先伸ばしはまずない。
帰りも早い。
手際がいい。
質とスピードはほぼ両立している。
すぐ取り掛かる。
仕事が遅い者はいつも遅い。
常に溜めている。
私はどちらか。
残念ながら今までは後者だった。
芸術の世界においては仕事の遅い才人はよくいる。
しかし、私は芸術に身を置く者ではないのだから、スタイルを改めなければいけない。