加賀太きゅうりの簡単な食べ方

加賀野菜の一つ、加賀太きゅうりが売れず、余りまくっています。
これもコロナ禍です。

加賀太きゅうりは外食産業で利用されるのが推計60%程度の食材です。
料亭であったり、居酒屋であったり、旅館であったり。
加賀野菜認定品目であるということで加賀料理の具材にしやすく、超巨大なキュウリという珍しさもあって使い勝手がいいのです。

反面、家庭ではそうガバガバ消費されるものではありません。
昔からの定番の調理法は「あんかけ煮」か「酢の物」。
したがって若い人はもともとあまり食さず、転勤族の奥様にとってはまずもってどう料理していいかわからない代表格なのです。

で、くり返しますが、コロナ禍により外食産業は今、壊滅的な状況です。
なので市場の果菜売場は太きゅうりの入った箱が壁のようになっています。

これじゃいけません。
太きゅうりはキュウリですから!もっと手軽に美味しく食べる方法がたくさんあるのです。
そのいくつかを列記しましょう。

・スティック状に切ってスティックサラダに。
・角切りにして、浅漬けの元で揉んで浅漬けに。
・適当に切って塩を振って、ごま油をつければ簡単なおつまみに。
・キムチ漬けの元に絡めてキムチ漬けに。
・天ぷらにしてもおつ。
・カレーの具にしてもそれなりにうまい。
・中をくり抜いてチーズやひき肉の炒め物を詰めると立派な一品に昇格。

いかがでしょうか。
太キュウリは、普通の胡瓜より若干糖度が高いそうです。
だから、生でも、加熱しても十分味は楽しめるし、
身がしっかりしているので煮ても焼いても形が崩れないのが強みです。

我々卸売会社はもっともっと食べ方を商品に付けて販売することを常態化しなけれないけません。
ある意味、我々の存在意義であったり、我々が対価としてして収益を受け取れるサービス内容は食べ方提案だったりするのかもしれません。

それを幅広く展開するためにも、リテールサポート室を会社に設けたいのです。