穴水農場の様子

昨日の続きです。

アスパラガスの定植がまずまず順調に終了したので、その後は他の圃場を巡回しました。
元々、穴水の農場では南瓜の栽培を中心としています。
特に「味皇(アジオウ)」という品種は非常に糖度が高く食味が良い品種です。
しかしなかなか作るのが難しいのです。
穴水の農場長のお父様が以前からカボチャ作りについて独特のこだわり栽培を手掛ける名手であり、その手法を受け継いだ息子がファーム菜四季の穴水農場長となってやってくれています。

ファーム菜四季穴水農場は旭ヶ丘に2町、大郷に2町の圃場を構えて南瓜を作っています。
4月に苗を定植し、5月頭に苗の上からビニールをかぶせてトンネルにします。
こうすることで中の温度を上げてやり、また風からも守ってやります。
それから3週間、かなり大きく成長してきたので、ビニールをそろそろ外してやるべき頃合だそうです。
幸いにしてここまでの生育は順調とのことでした。

大郷地区は旭ヶ丘から車で15分。
山の中といった感じです。
ここらは昔はたばこ葉を栽培する農家が多かったそうです。
大郷農場は、昨年からの改良点として、畝と畝の幅を大きく取りました。
これにより、車の出入りが容易となり、作業効率が大幅に改善しました。

できるだけたくさん植えればそれだけ多くの実をつけることができますが、
作業に手間取り、その時々に必要な作業をタイムリーにできず、結果的に収量が落ちることになります。
贅沢に通路を取りすぎてはいないか、そのバランス感覚が難しいところですが、今年はこのような形で進めており、苗の生育は極めて順調なようです。