カボチャと里芋が育っています
我が社の直営農場「ファーム菜四季・河北潟農場」で、5月2日に、若手社員を引き連れてカボチャの定植と里芋の種芋の植え付けをしました。
苗は可愛らしいのですが、反面、こんなにか弱い物が、大地に植えられて生き抜いていけるんだろうか、と不安になってしまいます。
なんせ、河北潟の地面は雨が降ればぬかるみ、晴れればゴツゴツです。
カボチャの苗は育ってくれていました。
ほとんど枯れたものはなし。
みな、同じような生育進度で、揃っているように見えますし、葉も瑞々しさに溢れ、いかにも元気そうです。
里芋の方は、芽が出ているものもあれば出てないものもありました。
出ているものも、大きさばらつきがあります。
毎日様子を見てくれている高澤主任によると、種芋自体、ばらつきが大きかったそうです。保管していた環境下、カビが生えてしまったものもあったり、腐ってしまったものもありました。
さらに、種芋を地面に植え込む時、芽が出る方向を間違ってしまうと、生えないことはないけれども成育が遅れるようです。
でも、芽が出ていたこと自体に、私は喜びとともに驚きました。
種芋は地表から15センチほどは埋めなくてならず、最後はググッと押し込むようにしました。それこそ力一杯でした。
こんなに地中深くに押し込んでしまって、しかもゴッツゴツの土をかぶせられるのに、無事に根を張り芽を出してくれるのか、正直自信がありませんでした。
生命力とは凄いものです。
帰って、手伝いをした若手たちに写真を見せて報告しました。
皆、嬉しそうでしたね。
これから順調に育ち、収穫を迎えたらもっと嬉しいでしょうね。
さらに、それがいい値段で売れたら、大きな充実感を得られるでしょう。
卸売会社の人間がこういう経験をし、農産物を作る苦労と喜びの感性を培うことは決して無駄ではないと思う次第です。