金沢市のスイカがいよいよスタートです!
【写真はJA金沢市砂丘地集出荷場西瓜部会の山森篤部会長】
6月8日月曜日に始まった小玉すいかに続き、本日6月11日、金沢市産・大玉すいかの初売りが行われました。
すいかは石川県産の青果物では最大の生産量となる品目です。
さらにその中でもJA金沢市は石川全体の約6割のシェアを占める産地です。
金沢の大玉すいかの品種は「祭ばやしNK」と「祭ばやしRG」。
濃厚な甘みと強いシャリ感が特徴で、NKは畑の土質に向き、RGは水田に向く品種です。
特にNKは栽培が難しく、この品種をうまく育てることにかけては、金沢は全国的にもトップクラスの栽培技術を誇ります。
今季は5月の好天に恵まれ、砂丘地特有の水はけの良さと昼夜の寒暖差によって、非常にいい仕上がりとなりました。
7月10日~20日にかけてピークとなります。
このタイミングはすいか販売としては丁度良く、毎年有利販売がなされます。熊本県産などすいか作りの本場が先行しますが、地元の人間にとってすいかが食べたくなるドンピシャのタイミングで地物が出てくるわけで、食味も抜群に良いため、シーズン中はほぼ100%地産地消となります。
金沢すいかの生産者は今、61人だそうです。
内訳は南部40人、北部21人。
南部というのは金沢市の下安原、打木地区で、大根、きゅうり、そして大玉スイカなど石川県で一番多くの園芸品を産出する地域です。
北部というのは粟崎、五郎島地区で、加賀野菜の代表選手「五郎島金時」の生産者が多く、小玉スイカ作りの中心地でもあります。
金沢市は農産物ブランド「金沢そだち」に認証し、金沢の代表的な産品についての支援をしています。大玉すいか、小玉すいかの他、大根、きゅうり、トマト、梨が認証を受けています。