第55期定時株主総会
本日、会社の株主総会が開催されました。
昨年4月から今年3月までの決算で、会社は創業55年にして初の営業赤字となりました。
営業外収益と特別収益があり、経常利益、当期純利益は黒字で終われたものの、営業損失の結果は極めて不本意であり、株主各位はもちろん、社員、取引先、出荷団体、その他さまざまな方面にお詫びいたします。
会社は社会的に大きな存在意義を持ちます。
人々が生きていくのに不可欠な「青果物」を日々安定的に提供する会社は、常に適正な利潤を確保し、経営は安定していなければなりません。
会社に携わる以上、その自覚と自負は常に意識すべきと思っています。
なぜ今期は不振だったのか。
今後どうやって経営改善を進めていくのか。
これをいつでも説明できなければならないし、また、その思考をずっとし続ける必要があるでしょう。
株主総会でこの説明が十分にできたかどうか、反省の余地があります。
話は全く変わりますが、コロナ禍ということで当社もそれなりに対策をとりました。
会場入り口には社員が立ち、マスクを忘れた株主さんにはその場でお渡しします。
次に非接触型体温計でピッピッと検温。
強制的なイメージをもたれないよう「よろしかったら検温いたしましょうか?」と呼びかけているのがユーモラスでした。
次に消毒液で手をシュッシュッとやってもらい初めて入室していただきました。
会場内は当然、一席一席を離して配置し、役員側も例年は一列横並びですが、今年は前後二列にして間隔を開けた配置としました。
そして、密閉を防ぐために、扉と窓を開放しての総会としました。
株主の皆様の理解があって、営業赤字という厳しい結果をご報告したにもかかわらず、総会は無事に終了し、任期満了だった役員も全員の留任が了承されました。
来年は絶対にV字回復を果たします。