昨日の6月30日、金沢市中央卸売市場の「青果部取引協議会」の総会と、その下部組織である「やさいくだもの消費促進協議会」の総会が合わせて行われました。
「青果部…」は、金沢市中央卸売市場の卸、仲卸、小売組合で組織し、市場内の取引ルールを定め、それが円滑に運用されるように監視する、言わば自警団のような存在であり、「やさいくだもの…」は、一般市民めがけて料理教室などを開催し、青果物の普及と消費拡大を図る活動をしています。
私は両組織の会長を仰せつかっています。
冠だけの役職なら楽ですが、全くそういうわけではありません。
今回、卸売市場法の改正によって、条例上は先取りや予約相対など卸売市場特有の取引方法が削除されました。
しかし、制度そのものを廃止にすることに仲卸、小売組合が反対したので、今後は条例ではなく、今後はこの「青果部…」の規約として残すことになったのです。
つまり、制度に縛られる側から、制度を制定する側に替わったというわけです。
「やさいくだもの…」も楽ではありません。
今までは料理教室を開催し、中身は先生に任せれば済んだのですが、このコロナ禍では料理教室そのものが開けません。
かといって、何もしないでは来年以降、予算が切られかねません。
というわけで、今季は特に、人が寄らない、食べ合わない、それでいて青果物の普及振興に役立つ活動…をまったく新しく立案、行使しなければならないという難題をつきつけられています。
でも、それをこなすのがアイディアマンの真骨頂です。
(はて誰のことか?)
昨日の総会は、出席者各位の協力のおかげで、全ての議案が滞りなく了承されました。
新しい一年の活動をがんばってまいりましょう。