意欲と向上心
会社で取り組んでいる「プロセス管理制度」は社員一人一人と面談をするので、時間と神経を費やす。
しかし行う価値はある。
得るものがあるからだ。
面接をして一番勉強になるのは他ならぬ私である。
たくさんの人と話していると如実にわかる。
人は意欲と向上心で成長する。
この面接で私の役割は一応指導役ということになろう。
だがそんなものに力はない。
意欲と向上心なきものに何をアドバイスしても無駄であるし、
意欲と向上心に溢れるものは、何も言わずとも一人で勝手に伸びていく。
だから本当は、私は答えを与えるのではなく、その気にさせることが大事なのだ。
褒める、叱咤激励する、我が夢を示す、報酬を与える、地位を与える、目的と目標を明確にさせる、、、
意欲と向上心のある人間を育てるにはどうすれば良いか。
まずは自分自身がそういう人間になることだろう。
なぜなら、私自身がそういう人を見て触発されたきたからである。
今回の面接でも実は触発された。
それもうら若き女性社員にである。
汚いオフィスで、人間関係にもいろいろある中、安い給与なのに、なぜにかくも高邁な精神を育んでこれたのか。
人は究極的には、理屈ではなく、その姿。
高邁な人物は、年齢、環境に関わりなく、居るところには居る。
その人を核に、周りの人間に伝播させ、意欲・向上心に富んだ集団を形成したい。