杉原神社で厄落とし

妻と富山県富山市八尾町にある杉原神社に行ってきました。
金沢から高速使って約1時間。
予想以上に薄暗くて、ちょっと不気味な雰囲気の神社でした。

境内および木の上に鷺(サギ)がたくさんいたのにはビックリしました。
しかもそこかしこで喧嘩しているような雰囲気です。
鷺の声は汚く、うるさいんですね。
ぎゃぎゃぎゃ、ぐぎゃぐぎゃ って感じです。
その声が境内中に響く中を社まで歩いて行くのが怖かったです。

実は最近、妻はケガが多く、先日などヤケドも負った、ということで「お祓いした方がいいんじゃないの?」となった次第。
それなら最近、島田秀平がユーチューブで紹介していた神社がある、と妻が思い出したのがこの神社です。
なぜに島田秀平の動画なんて見るんでしょう。
妻曰く「なんとなく、たまたま」。
これこそ運命のお導きかもしれません(笑)。
なんでも病魔を退散させるご利益がある神社だそうです。

この神社で特に人気なのが、オーダーメイドで作ってくれるお守りブレスレット「守護腕輪」です。
天然石を使ったもので、いろいろな色があります。
自分で好きな色を決めるわけではなく、その人が必要とするご利益を秘めた石を神社側が選ぶそうです。
というわけで、妻は10,000円のブレスレットをオーダーしました。

また、おみくじ売場に張り紙があり、「凶を引いた方は…」の注意書きがありました。
ははぁ、ここは凶を出すんだな、と思って夫婦一つずつ引いてみました。
妻は「吉」でした。
私は…「凶」でした。予感的中(笑)。
人生二度目の「凶」です。
一度目は中一か中二の修学旅行だったと思います。
その時は別に悪いことは起こらなかったので、今回も特に気になりません。

が、社務所の方が気を使ってくれていろいろ説明してくれました。
「凶を引いた方はたいがいショックを受けがっくりされます。でも、実はそんなに悪いものではないんですよ。中身を読めばわかります。大したことは書いてないです。私の感覚では、「大吉」の方が危ないくらいです」
凶よりも大吉の方がダメだとは初めて知りました(笑)が、確かに中を読んでもそう悪いことは書いてなく、「願い事は叶う」とありました(笑)。
いいじゃん。

また、伝承によれば、この神社には逸話があります。
社伝によれば、
崇神(すじん)天皇即位10年の時に大彦命(おおひこのみこと)が勅命を受けてこの地にとどまり、耕作の道を民に教えらえた時、この地に疫病が流行したため、巨大な杉樹を神と崇め祀ったところ、悪疫は止んだといいます。
住民は、その巨樹の下に祠を建て、「辟田(さいだ)の社」と称しました。

その杉の木が境内の隅の方にありました。
遠目に見ると意外と小さい印象。
でも近づいて下から見上げると、霊験あらたかに感じるから不思議です。
妻はさかんにこの樹に手をかざし、パワーをもらう念を出していました(笑)。

結局、お祓いバサーッなど一切しなかったのですが、お守り、ブレスレット、おみくじのお金を払ってお参りしてきました。
そう言えば、お参りしていた間は、あのうるさかった鷺たちもピタリと止んでいました。
これも神のご加護でしょうか。