ある人物と会食をした。
いろいろあって名前は明かせない。フフフ…
政府の要人であるとだけ言っておこう。
いろいろな話をした。
その中で私は無礼にも「アベノマスクは失策だった」と非難した。
彼はそれを認めはしなかったがこう言った。
「スピード感がなさすぎた」
はじめ30万円の審査制だった特別給付金が一律10万円になった。
それについて彼はこう言った。
「わかりやすさが重要だった」
30万円の制度の方が理にかなっている。
本当に補助が必要な人に多くの額を給付するのだ。
しかし、非常時のあのタイミングでは一律10万円が最善だったのだ。
政策には「わかりやすさ」と「タイミング」と「スピード感」が必要だと彼は言う。
これは政治に限らず、会社にもあてはまることだろう。
社員を動かし、顧客にアピールするには「わかりやすさ」は必須。
さらに「タイミング」を誤らないことは重要だ。
そしてやるからには「スピード感」をもってやり抜く。
経営の要諦と言えよう。