菅新内閣発足
14日に自民党総裁選挙を大差で勝利した菅義偉新総裁が16日、臨時国会の首相指名選挙で第99代内閣総理大臣に就任し、新内閣を組閣した。
5つの派閥(細田、竹下、麻生、二階、石原)から支持を取り付けての総裁就任であり、派閥均衡に配慮した役員人事・閣僚人事であることは否めない。
しかし、安倍政権時代にうんざりするほどあった「とんでも人事」でないならば派閥への配慮は問題とは思わない。
とんでも人事=全く適性、能力のない人物がポストに就いてしまうこと。
要は仕事ができればいい。
菅総理は、思いの外、自分の言葉で話せる人だと最近わかった。
官房長官時代のぶっきらぼうの印象は、総理の盾という立場に徹した仮面だったか。
安倍晋三の話の下手さに比べればだいぶマシである。
菅総理は官房長官時代、奥原農林水産省事務次官(当時)と結託して、卸売市場法を廃止しようとした、と聞く。
だからその時から私には「菅氏は卸売市場流通に携わる者の敵である」との認識がある。
以来、「反菅」は私にっては“作法”となっている。
ただ、この1週間における新総理の言動を見聞きする上では、前総理よりは期待できる。
この先、日本はどうなるのか、本当の経済不況・社会不安はこれからが本番ではないのか、多くの人がそう感じている。
大変な時代に日本を率いることになったが、どうかお願いいたします。
それと、同級生である岡田直樹の官房副長官の留任が決まった。
普通ならあり得ない。
2019年9月から1年間の働きが認められたということだろう。
日本の舵取りの中枢だ。
ある意味、下手な大臣よりも要職である。
さらなる活躍を期待する。