スーパー、ドラッグ、動く動く

コロナウイルス禍で世間はまだまだ自粛ムードであるが、地元の小売業界は新店、リニューアルが目白押しだ。
昨日16日はマルエーの幸町店がオープン。ミニ業態の店舗だ。
同日、アルビス田上店は改装してリニューアルオープンした。
先週土曜日には大阪屋ショップ近岡店がこれもリニューアルオープン。
しばらく前になるが、7月にKAJIMART長坂店が高級志向の店作りで話題となった。

統廃合もすごい。
ニュー三久とマルエーはホールディングスで経営統合し、ニュー三久の新社長にはマルエーの南さんが就いた。
ナルックスはクスリのアオキに買収され、今後順次、アオキになっていく。

スギ薬局の出店攻勢がすごい。
道を車で走っていて、ここになんか建てている、と思ったらかなりの確率でそれはスギ薬局だ。
このスギ薬局から通りのずっと先を見渡すと、あっちのほうに別のスギ薬局が見えるとほどの出店ラッシュである。

近江町いちば館での空き店舗募集にも多数の候補が名乗りを挙げている。
ある人が「ヤケクソみたいな感じで出店してくる。本当にみんな大丈夫なのか」と訝しんだ。

これはどういう流れの中だろう。
将来の大きな収束に向けての過程か。
それともまだまだ大競争時代が続くのか。

ともかく、小売業界の動きは激しい。
そして、世の自粛ムードに比べればはるかに偉い。
コロナだからって立ち止まっちゃいられねぇんだよ、という確固たる意思が見て取れる。

そこには人が溢れかえっている現実。密も密。
だからといって、けしからん、店を閉めなさい、というのか?
とんでもない。これが世の中のパワーだろう。
ならば、本当は、片町の夜を制限するというのも、誤った過去の失策だったと認め、割り切って元の生活に戻るべき時期なのだ。

小売業界のパワーには頭が下がる。
それに食材を提供できる立場の我々もパワーで劣らず、どんどん動き回らなければいけない。