菅総理大臣のどら焼きを食す

横浜にお住まいの妻のお姉さんが金沢に帰っていらっしゃった。
お土産にいただいたのが写真の「菅さんがんばれ!ご就任記念限定商品!菅新・総理大臣セット」である。

製造・販売は横浜に本社を構える菓子製造業者の「株式会社ありあけ」。

菅総理は秋田県の出身だが、政治家としては横浜市議を経て神奈川2区から衆議院議員に出馬し現在に至っている。
現在も横浜在住だ。

セット内容は菅総理のイラストが描かれたどら焼き×2枚、サブレ×3枚、パンケーキ×2枚、ミルクパンプキン×2個である。

ご当地出身の有名人を使ったキャラクター商品は昔から多々ある。
松井秀喜が現役の頃は「ゴジラ松井サブレ」は金沢駅に山積みで売っていた。
安い菓子だったが、野球好きの人へのお土産に持っていくととても喜ばれた。

こういうキャラクター商品の肖像権?利用権?はどうなっているのだろうか。
本人(を管理する会社)に申請し、契約が成立すれば可能ということかと思うが、総理大臣は公人であるから、フィーの設定はどうなっているのか皆目見当がつかない。

菅総理は就任当初から庶民的な親近感を打ち出す事に成功し、支持率6割超えである。
安倍政権を継承することは自民党総裁に立候補した時からの公約なので、筋からいけば安倍退任時と同程度が相応と思うが、いかに支持率が人々の単なる「気分」の反映に過ぎないかがわかる。

人の良さそうなおじちゃん総理、と親しまれるからこそお菓子セットは大盛況だろう。
虚像に踊らされる愚かな市民の典型であるが、1000円、2000円のお菓子の話である。
虚像と知りつつ面白がって買って、面白がって食すので良いのだ。

というわけで、義理のお姉さんのお土産、ありがたく美味しくいただいた。